子育てknock

中学受験を終え、中学生となった息子と5年生になる娘との奮闘記!

「復習」と「巡回」の大切さ

こんにちは。

昨晩、息子と「記憶の仕組み」について話しをしました。

 

折角、長い時間勉強をしたのに、それが記憶されないのは勿体ないですし、勉強以外のことにも時間を使えるように少しでも効率的にしてあげたいです。

 

脳科学的な説明をしても、小学生にはよくわからないと思うので下のような絵を書いて説明をしました。

 

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(絵が適当ですみません。。。正しい脳の働きと違う部分が若干ありますが、ご容赦を。)

 

以下、息子とのやり取りです。

 

(私)「記憶の仕組みについてだけど、興味ある?」

(息子)「まあ、興味あるかな」

 

(私)「じゃあ、いま、ここに大きなプールがあります」

(私)「そのプールに水を入れて、いつでも泳げるようにしたいです」

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 (息子)「それは、温水プールなの?」

 

(私)「。。。いつでも泳げるから温水かな。。」

(私)「このプールにはコップに入った条件を満たす水を入れていくのがルールです」

(私)「またコップの水を入れていくのは、ロボットが規則に従って入れていきます」

 

(息子)「おーAI、だけどコップじゃなくてバケツとかの方がいいのにね」

(私)「。。。ロボットは早く動かないといけないので、小さいコップです」

(息子)「なるほどね」

 

(私)「ロボットは、コップの水を見てプールに入れるか、捨てるかを決めます」

(私)「またロボットは、プールに入っている水で不要な水を取り出して捨てます」

(息子)「へー、なかなか賢いロボットだね」

 

(私)「ここで問題です。いつでも泳げる綺麗なプールにするためには何が重要でしょう?」

(息子)「うーん、やっぱりコップの水かな。汚れたの入れたらプール汚いし」

(私)「そうね。でもコップの水は、汚れた水もあるし、綺麗な水だけにすることは難しい」

 

(息子)「そうか、それならロボットの判断じゃない?」

(私)「ロボットがどう判断すればいいの?」

(息子)「このコップの水は、プールの水にして大丈夫って」

 

(私)「そうね。ただロボットは規則には従うけど、自分で考えることはできない」

(私)「基本、ロボットは水を捨てるようにできています」

(息子)「え?それじゃ、たまらないじゃん。水」

 

(私)「そう。だからプールに入れるサインをロボットに送る必要があります」

(息子)「え?誰がサイン送るの?」

(私)「プールの持ち主」

(息子)「ふーん。そうなんだ」

 

(私)「そして、プールの水も使わなくなった古い水は捨てられます」

(息子)「でも、綺麗なのと混ざっちゃって、取り出せないでしょ」

(私)「。。。確かに。でもロボットは特殊技術で取り出すことができます。。(苦しい)」

(息子)「ふーん」

(私)「なので、コップの水を入れず、プールも使わないとどんどん水がなくなります」

(息子)「確かにね。水槽問題みたい」

 

(私)「これが記憶の仕組みで、プールで泳げるっていうのは、いつでも記憶が取り出せる状態のことね」

(息子)「ほー」

(私)「コップの水は、勉強したことや知識のこと」

(息子)「え?でもロボット、サイン送らないとコップの水捨てちゃうんでしょ?」

(私)「そう。捨てちゃう」

(息子)「それじゃあ、プールたまらないじゃん」

(私)「ロボットには、同じ水が入ってきたらプールに入れていいよって規則にしているの」

 

しばらく考え込む息子。そして

 

(息子)「サインって何?」

(私)「同じ水を短い時間で何回もコップに入れてあげること」

(息子)「お!そうか。そうすればロボットはプールに入れるね」

(私)「でも、ロボットは長くは記憶していません。プールに入れたものは記憶しています」

(息子)「そっか。最初の1ぱいをプールに入れさせるのが重要だね」

 

 (私)「では、問題です。受験当日にプールの水を満タンにするにはどうすればいいでしょう?」

 (息子)「コップの水をプールにたくさん入れること」

(私)「そう。そしてプールにコップの水を入れるには?」

(息子)「ロボットにサインを送る」

(私)「そのサインってなに?」

(息子)「同じ水を短い時間で何回もロボットに渡す」

(私)「1日たつと70%くらいロボットは忘れるから、早い方がいいね」

(息子)「忘れすぎだろ!」

 

ロボットに怒りを覚える息子を笑いながらみつつ

 

(私)「じゃあ、勉強はどうすればいいと思う?」

(息子)「・・・なるほど。だからお父さんは、復習や巡回しろって言うのか」

(私)「だって、復習しないとロボットが捨てちゃうんだもん。これはいらないって」

 

(息子)「そうすると、教科書や問題とかも同じ方がいいのかな」

(私)「プールに入れば、もっと難しい問題とかに行ってもいいと思うよ」

(息子)「なるほどね。分かった」

 

何となく、スッキリとした表情で、スマホの画面に戻っていく息子でした。

少しでも「復習」と「巡回」の重要さが分かってもらえていればと。

 

それでは、本日もよい1日を!