コロナは「怖い」のか?「危ない」のか?
こんにちは。
昨晩、家族と夕食を食べながら、志村けんさんの訃報ニュースを見ていると
(娘)「コロナ、怖いよ~、みんな死んじゃうの?」
それを聞いた息子は
(息子)「いや、大丈夫だよ。もともと病気を持っている人とかが重くなって死んじゃうみたいだから」
さすが受験生、なかなか情報を持っています。
小学4年生(今日からのはず。。。)の娘にとって、「死」ということを自分に関係することとして捉えるのは初めての経験ではないか?と思いつつ、
夕飯を食べながら、「怖い」と「危ない」について話しをしました。
(私)「〇〇(娘)は何で、コロナが怖いのかな?」
(娘)「だって、死んじゃうじゃん。死んでる人、世界にたくさんいるじゃん」
(私)「そうね。ニュースで毎日やっているもんね」
(私)「〇〇(娘)の友達や会ったことある人で、コロナになった人はいる?」
(娘)「いないね。そう言えば」
(私)「父さんの知り合いにも、まだコロナになった人はいない」
(息子)「俺の回りにもいないね」
と息子が参戦してきたので、すかさず
(私)「さっきのニュースでコロナに感染した人は東京で何人だって言っていた?」
(息子)「590人っていってた」
(私)「そう、では、東京都の人口は何人か?知っている?」
(息子)「うーん、ちょっと待って」
と、3月頭に買ったばかりの本を取り出して、都道府県別人口を確認すると
(息子)「約1400万人だね」
(私)「では、問題です。今日時点で東京都でコロナウイルスに感染している人は何パーセントでしょう?」
息子は、食べるのを完全にやめて、広告の裏で計算を始め、それを何事か?と覗き込む娘。
(息子)「0.0042%って出たけど、これであってるのかな?小さすぎない?」
(私)「あってると思うよ。ということは、現在は2万5千人に1人がコロナに感染しているってことだね」
(息子)「そうなんだ。だからまだ知り合いにいないのか」
(娘)「私、2万5千人も、知り合いいない。。」
(私)「しっかりと状況や情報を確認すれば、『怖い』っていうことはなくなる」
(娘)「え?でも「怖い」じゃん。」
(私)「状況や情報を知ったうえで、対応しなければいけないものは、『怖い』ものじゃなくなって、『危ない』ものになる」
うーむと今一つ腑に落ちない子どもたちを見て
(私)「では、質問です。おばけは『怖い』ですか?」
(息子)「怖いですね」
(娘)「うん。怖い」
(私)「では、おばけは『危ない』ですか?」
(息子)「それは、おばけの種類によるな」
(娘)「ジバニャンやウィスパーなら危なくないよ!」
(息子)「それは、妖怪だから、おばけじゃないよ」
とAB型らしいツッコミを入れる息子を遮って
(私)「分からなかったり、知らなかたっりすると、どんどん「怖い」が大きくなっていく」
(私)「だから「怖い」って思ったら、調べてみればいい。調べてみて「これはやばい」と思ったら、それは「怖い」ことではなくて、「危ない」ことだから、どうすればいいか?考えればいい」
(娘)「でも、怖いと思って調べてみたけど、分からなかったら?どうするの?」
(私)「放っておくのが一番。違う楽しいことを考えたりすればいい。父さんはそうしてる」
(娘)「そうなんだ。ふーん」
と、しばらく食事に戻り、分かったのか?どうか?様子を見ていると
(娘)「じゃあ、コロナは怖くないってことかな。今日、知ったから」
(息子)「でも、怖くはなくても危ないよな」
(娘)「そうね。でもうがいや手洗いしてマスクしておけば大丈夫みたいだし」
(息子)「3密はダメみたいだぞ」
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勝手に盛り上がっていく子どもたちを見ながら、夕飯を食べ終えると、
志村けんさんのお兄さんのコメントを聞いて涙を流している妻。。。
私たちの話を聞いていましたか???
それでは、本日もよい1日を!