論理的思考の道具は3つだけ!
いつものようにAmazonをなんとなく巡回していると
懐かしの「ザ・ゴール」を見つけました。
大学の卒論で研究テーマを探しているときに
この本の「TOC理論」に衝撃を受け
大学教授に、「TOC理論」で卒論を書きたいと伝えると
(教授)「そうね。。。あと2年くらい4年生やる気があるならいいよ!」
と撃沈。教授お勧めの「カオス理論」での卒論となりました。。。
そのゴールドラット氏が論理的思考について
3つの道具さえ使えばよいというツールを
岸良裕司さんが書いた本を見つけ、即買いしました。
早速、その3つは何ぞや?と思い
読んでみると、具体的には、
①ブランチ(因果関係を明確にする)
②クラウド(対立関係を解消する)
③アンビシャス・ターゲットツリー(目標を達成する)
の3つの道具とのことでした。
ブランチ(因果関係を明確にする)
確かに因果関係を明確にするフレームワークはいろいろありますが、
この「ブランチ」の肝は、「バナナ」
『もし、A かつ B ならば C』
という表現を図式化するのは、単なるツリー構造では表現できないので
なかなか優れていると思います。
また、失敗を学びに変換する「ミステリー分析」も
良くできていると思います。
クラウド(対立関係を解消する)
この対立関係を解消するというのは、ビジネスでもよくあることで
このクラウドの肝は、
「D行動をとった時に、本当にCの要望は実現できないか?」
「D'行動をとった時に、本当にBの要望は実現できないか?」
とクロスさせて考えることで、盲点となっていることや思い込みを
発見できるという点ですね。
アンビシャス・ターゲットツリー(目標を達成する)
アンビシャス・ターゲットツリーは、達成したい目標に対して、
障害を洗い出し、その障害を回避するための中間目標を達成して、具体的な行動に
落とし込むというもの。
プロマネの仕事をしている私には、マイルストーンなどの設定など
ごく自然に考える流れではあるのですが、このようにツリー化することで
かなり使い易くなると思います。
受験勉強は、塾の先生にお任せし、サポートくらいしかできないですが、
この論理思考ツールは、一生使える道具だと思うので
息子、娘と話しをする時に活用しながら、教えて行ってあげようと思います。
それでは、本日もよい1日を!