子育てknock

中学受験を終え、中学生となった息子と5年生になる娘との奮闘記!

ゲーム攻略本と再現性

こんにちは。

 

昨日は久々に塾が休みということで、息抜きをする息子。

今週末は、合不合テストの第2回があるのですが、本人は一切気にしておりません。。。

 

何をするのか?と思いつつ見ていると

 

NintendoSwitchの「あつ森」の攻略本を見ながら、昆虫採集と釣りに夢中になっている様子。

本当は実際の山や川に行ってやりたいところなんですがね。

受験もあるし、コロナもあるしなあ、と思いつつ眺めていました。

 

(息子)「父さん、父さん、来て来て!」

(私)「何?どうした?」

(息子)「見て、ほら。レアな魚が釣れた!」

 

と、攻略本を見せながら自慢げな息子。その隣で娘は悔しそうな表情。

釣り大会を2人でしているようです。

 

(娘)「お兄ちゃんだけ、ずるい!私もレアなのほしい」

(息子)「なら、攻略本を見てどこにいけばいいか?考えれば」

(娘)「。。。めんどくさい。。」

 

と。我流でチャレンジしつづける娘。

 

Switch時間が終わり、攻略本の利用について子どもたちと話しをしました。

 

(私)「攻略本って、役に立つ?」

(息子)「うん、知りたいことが書いてあるし、どうすればいいかも分かる」

(娘)「うーん、微妙」

 

なるほど。では

 

(私)「攻略本を読むだけでも、楽しい?」

(息子)「楽しいけど、実際にやってみたいね。確かめてみたい」

(娘)「字が小さくて多いから、つまらない!」

 

学年の違いなのか?同じ兄妹でも感じ方は違うんだなと思いつつ

 

(私)「攻略本を読んでやることでいいことってある?」

(息子)「たくさん獲ったり、釣ったりできる」

(娘)「それって、ズルでしょ、自分で考えてないもん」

 

あくまで自力でやることが重要であると主張する娘。なかなか頑固です(笑)

 

(私)「父さんは、知らないことを調べてやってみることはズルではないと思う」

(息子)「でしょ、だって調べるって努力しているもん」

(娘)「でも、答えを写しているみたいなもんじゃん」

 

勉強の話になってきたので、

 

(私)「答えを写すだけだと、確かに意味ないね」

(息子)「いや、実際にやっているもん、本当に答え通りになるのか!」

(娘)「答えなんだがら、答え通りになるに決まっているじゃん!」

 

睨み合う子どもたちをまあまあと落ち着かせて

 

(私)「大切なのは、もう一回できるか?だと思うよ」

(娘)「もう1回?どういう意味?」

(私)「例えば、レアな魚が釣れたとして、もう1匹釣れますか?ってこと」

(娘)「運でしょ。運が良ければ釣れる!」

 

だよね。運もあるからね。と思いつつ

 

(私)「じゃあ、レアな魚を10匹釣った方が勝ちとします。」

(私)「攻略本を読んだ人と読んでない人では、どちらが勝つと思いますか?」

(息子)「それは、攻略本を読んだ人でしょ」

(娘)「運がいい方の人!」

 

娘、なかなか手強いです。

 

(私)「なぜ攻略本を読んだ人が勝つと思う?」

(息子)「だって、どこにいるか知ってるし、どの時間に釣れるかもしっているから」

(私)「ということは、釣り方を知っている方が有利ということ?」

(息子)「そうでしょ。だって適当にやったら釣れないもん」

(娘)「いや、運が良ければ釣れる!」

 

(私)「そうね。でも知っているだけで実際に釣っていなければどう?」

(息子)「それじゃあ、意味ないね。やってみないと」

 

(私)「そう。知っていてもやってみないと意味がないし、本当に釣れるか分からない」

(私)「釣れたとしても、まぐれかもしれないから、もう一回釣れるか?確かめてみないと分からない」

(私)「ここまでやって、本当に繰り返しで釣れる人が勝つだろうね」

(息子)「確かに、そこまでできれば10匹は釣れるだろうね」

 

(私)「同じ結果を同じように出せる。それを再現性っていうんだけど」

(息子)「再び現れるってかくやつね」

(私)「そう。だから再現性をどうやって作るか?それが大切」

(私)「その再現性を作るのに役立つのが攻略本だね」

(息子)「そうなんだ。確かに読んだだけだと意味ないしね」

 

(私)「だから、攻略本を見ないというのもいいと思うよ」

(娘)「でしょ。読まなくても釣れるもん」

(私)「ただ、その場合は自分でどうやれば釣れるか?考えながらやらないと沢山は釣れない」

(娘)「・・・自分で考えるのか。めんどいね・・・」

(私)「大事なのは、どれだけ確実に10匹釣れるか?ということ」

(娘)「そうなんだ。運じゃ確実じゃないからダメなのね。」

 

と、なんとか運任せの娘に再現性の大切さを分かってもらい

 

(私)「じゃあ、勉強だったらどう?テキストや問題集が攻略本だとすると」

(息子)「読んだだけでは意味ないってことね。」

(娘)「攻略本とテキストは別物だから、関係なくない?」

 

娘の発言は一旦置いておいて

 

(私)「例えば、この計算を進級するまでに確実にできるようになってくださいってことなら」

(私)「どのテキストや問題集を使うか?は重要ではなくて」

(私)「同じような計算を確実に正解できるか?が重要ってこと」

(息子)「なるほどね。ゲームも勉強も繰り返しできるってことが大事なのね」

 

さすがに受験生の息子は、何となくは理解できたようです。

 

① できない。でも、できるようになりたい

② やり方を知る・理解する

③実際にやってみる
④もう一回できるか?やってみる

 

 

これは、何かができるようになるためには共通のステップだと思います。

 

(娘)「もう1回できるかは、やっぱ運だよね。覚えていればできるし!運、運」

 

運任せの娘も、そろそろ受験を意識した勉強ステップに入っていく必要ありそうです。。。

 

それでは、本日もよい1日を!